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Tizen Developer Phone (3) - Qt4

いろいろな人が試していて羨ましかったのでやって見ました。

取りあえず、SBS(Scratchbox Build System)はインストール済みの前提で。

まだの方は、この辺とかこの辺を参考にして下さい。Ubuntu 11.04 (32bit)の環境か、この辺りで作ったchrootの環境でも問題なく出来ました。
具体的な手順はTizen Expertsのこの記事を参考にさせて頂きました。
手順を行間を補足して書くと下記の感じになります。*1

Qt4ソースのダウンロード

URLからQt4のソースをダウンロードします。


SBS環境の構築

Tizen用cross build環境(SBS)を構築してください。(省略)


Qt4のソースを展開します

適当にwork directoryを作って展開して下さい。


不足パッケージをSBS環境へ追加

指定の手順ではconfigureするはずですが、X11関連のパッケージ(ヘッダ?)が無いと
怒られてqmakeのgenerationに失敗しました。取り敢えず、下記の用にしてSBSへパッケージを
追加すれば良いようです。(私の環境だけかも知れません)

$ cd ~/sbs-install/bin
$ ./sbs -u libxext-dev

SBSへログイン

下記コマンドを実行して、SBS環境にログインします。

$ cd /home/user/sbs-install/bin
$ ./sbs -e

Qt4のconfigure, make

何も考えず下記コマンドを実行しました。

$ ./configure -prefix /opt/qt-4.8.1/ -opensource -confirm-license
$ make -j4

2〜3時間近く掛かりました。。。buildまで終ったら、Qt4をbuildしたdirectoryの直下にtmpを作ります。*2

$ mkdir tmp

あとは、作ったtmpにinstallします。

$ INSTALL_ROOT=`pwd`/tmp/ make install

実機への転送

一括でpushしようとしたところ、protocol failerが発生して失敗しました。
取り敢えず圧縮して移送します。

$ tar zcfv tmp/opt.tgz tmp/opt
$ sdb kill-server #念の為
$ sdb start-server
$ sdb push tmp/opt.tgz 

多分、デバイスの"/"にできるので、shellで入って展開します。

$ sdb shell
/# tar zxf opt.tgz  # "z"オプションは使えませんでした。。。

Tizenデバイス側の/opt/qt-4.8.1にコピーできていればOKです。

shellから/opt/qt-4.8.1/examples/animation/animatedtiles/animatedtiles辺りを実行すると問題なければ
f:id:moguriso:20120609002711p:plain
という感じで実行されます。

実際に動かすとこんな感じ↓

*1:既知の事実なのか、私の環境がおかしいのか其のままでは上手く行きませんでした。。

*2:どこに作ってもいいと思いますが..