この人そのものは専業主婦(でしたっけ?)→シングルマザー→敏腕営業マン→経営者的な経歴で一言で言えば凄いわけです。「子供に対して良い母ではなかった」的な反省から接し方を変えるようにして結果的にそれを経営者として部下に対しても応用している、と。素晴らしいといえるわけです。
でも、思ってしまうのは、良い母でなかった頃に犠牲になった子供時代を持つ子供がいて、その頃に部下だった人たちもそりゃ居るわけですよ。この人に取っては過ぎ去りし過去で、その経験から学んだ今があるわけですけど、踏み台にされた側にも同じく過去が有って経験になっているわけで。この人が主人公のドキュメンタリーだから「苦い過去から学んだ経験を生かして今は~」となるわけですが、犠牲になった側がそれを聞いて「踏み台になれて良かった」とは、まあ、思えないだろうな、なんてことをふと思ってしまったわけで。。。
人は大なり小なり何か、誰かを越えて今に至るのでしょうからそれは誰にでも言える業なのかも知れないんですけど。。。