昨日の続き。
RIBのページを見る限り、Tizenのwgt出力には未対応のようです。どうも、Tizen Developer Conferenceの資料をみると、"WGT package export"はPlannedになっていて、sourceを見てもzip出力のみの対応に見えます。
とりあえず、スマートな方法は諦めて作ったHTMLのUIをゴリッとTizen SDKに追加してみます。
RIBでUIを作成、ZIPで出力
UIの作成自体は昨日の記事の通り直感的に作成できます。慣れないとHEADERやFOOTERにITEMを載せる方法が難しい感はありますが、Web系プログラムに慣れた方、RADでの開発経験のある方であれば直ぐに使える様になると思います。
取りあえず、UIは適当にいじくって↓のような形にしました。
出力は右上のExportボタンで行います。
Saveダイアログが表示され、ZIP形式で出力されます。
ZIPの解凍、Projectに追加
Tizen SDKを起動して、新規にプロジェクトを作成します。よくわからないので「Tizen Web UI Framework」→「Single Page Application」にしました。
標準設定では、先程作成したプロジェクトは下記のディレクトリに保存されます。
/home/moguris/workspace/single-rib-test
ディレクトリの構成は
という感じになっています。
ココに先程作成したZIPの中身を展開します。まず、別のところでdesign.zipを展開します。
$ cp design.zip ~/tmp $ cd ~/tmp/ $ unzip design.zip
index.htmlのファイル名が重複するので、適当に(page.htmlみたいに)変更して、Tizenのプロジェクトフォルダに一式コピーします。
Tizen SDKでの読み込み、ページ移動
Tizen SDKのベースはEclipseなので、workspace配下のprojectディレクトリにファイルをコピーするだけでファイルは認識されます。コピーが終ったら、プロジェクトを右クリックして[Refresh]するかF5キーを押して下さい。
wgtのrebuildをするか確認をうながされるようです。[OK]をクリックすれば自動的にrebuildが実行されました。
HTMLのpreviewで確認すると、RIBで作成したUIが無事認識されていることが分ります。
このままでは、作ったpage.htmlが出てくることが無いので、index.htmlから遷移出来るようにリンクを貼ります。格好良くHTML5やJS/JQueryで実装します!と言える程の知識が無いので、何も考えずにAタグでリンクを貼って見ました。
<body> <div data-role="page"> <div data-role="header" data-position="fixed"> <h1>Single-Page Application </h1> </div><!-- /header --> <div data-role="content"> <p> This is a single page boilerplate template that you can copy to build your first Tizen Web UI Framework page. <!-- add start --> <a href="./page.html">Go To New UI!</a> <!-- add end --> </p> </div><!-- /content --> <div data-role="footer" data-position="fixed"> <h4>Footer content</h4> </div><!-- /footer --> </div><!-- /page --> </body>
追加したリンクは問題なく表示されました。リンクを押すと。。。
画面の遷移自体は成功しましたが、どうも期待と違う挙動になりました。
このあたりはHTMLとCSSの知識が必要そうな感が。。。
ひとまず使えるという事実は分かったので深追いしないでTizen DevPhone弄りに戻りたいと思います。