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mdadmのraid5が超遅い件 (2)

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続き。

tl;dr

こいつでesataポートマルチプライヤ接続してたのが悪かったっぽい。USB3.0でつなぐようにしたらスルッと改善した。少なくともHDD関連のコマンドエラーでiowaitが急浮上、dmesgにエラー履きまくるということは無くなった。このドーターカードが悪いのか、HDDケースのesataが悪いのか、それらどちらかを制御するドライバが悪いのか。(ドライバ的エラーではなさそうなのでesataカードが一番の被疑と予想)

Ubuntu 14.04 => 16.04 に更新

kernelが3.14で、最近出た

の制御コマンドに対応してないんじゃね?

という被疑の元更新をがんばる。通常、LTSリリースだと

$ sudo do-release-upgrade -d

で、アップデート出来るのですが、そもそも14.04で長らく放置していたり色々いじくり回していたのでNGになって更新できず。

bootable usbを作って更新しようとしたらこれまた失敗して起動しなくなる。長い戦いの始まりであった。

  1. 既存パティションに上書きインストール → grubの更新に失敗 → 起動しなくなった
  2. 転がってたHDDを取りあえず増設してそちらにインストール → 認識、インストールとも問題ないのに起動しない
  3. 14.04で使ってたHDDを引っこ抜いて再度試す → 変わらず
  4. usbメモリからUEFIで起動 → 新規インストール → 起動した

一応この手順でUbuntu16.04が起動するようになった

mdadmインストー

新規インストール状態だとmdadmがないのでインストール。パティションをいじってなければ既存のmdXは自動的に認識する。この時、apt upgradeと同時にやってしまったのも悪かった。また起動しなくなった。

またまたOSを入れ直し、apt upgrade → apt autoremove → 再起動 → apt install mdadm。一応起動は問題なくなった。既存のmdXパティションも認識する。でも、8TBのHDDはdmesgでFLASHエラーとかDMAエラーとかいろいろ。

うんざりする → 突然閃いてうまくいく

個別にHDDを認識させてIOしても再現しないのでHDDのせいでは無いと予想。しかしながら、複数回RAID5してmkfs.ext4するとiowaitで負荷が増大して、smartctl -aで確認すると1台しか出てなかったコマンド系のエラーが他のHDDにも波及し始める。このエラーでぐぐると大体は「HDDの故障」と判断するものばかりなのですが、流石に4台買って4台とも不良とも考えにくいと思う。

ここまでで3:30amくらい。冒頭記載の通りesataを疑って接続を替えたらあっさり改善した。

おまけに、esataの方が早いと思ってわざわざやっていたのに、resync速度も

ESATA : 40MB/s
USB3 : 60MB/s

明らかにUSBの方が早かった。うぐぅ。。。

以前は以下のように明らかにどっかで刺さってたのが
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/moguriso/20170622/20170622033456.png

コンスタントに100MB/s出るようになった。
f:id:moguriso:20170627035822p:plain

苦労の大半が無駄でした、と。。。

寝る、、、 (只今 3:58 am)