この場所とこの時間なら行けるなぁとふと思い立って行ってみました。世間一般にはジブリの、とかsummerの人なのですが。ボクの中で久石譲さんって、天外魔境2のゲームミュージックの人でした。ごく稀に「ああ、この空間でこの瞬間にこの人に会えて良かった(この人を生で見れたのは幸運だった)」見たいに思うことがあるのですが、久しぶりにそんな感じでした。
最初の方は(ちょっと音小さいかな?)とか、ソロが何か演奏者任せでやり直ししてるみたい、とか、曲間にトークとか無いのか、とか思ったりもしたのですが。いやはや、緩急が絶妙でひたすらアップテンポ*1かと思ったらバラードっぽかったり和風っぽかったり、大変満足でした。わざわざ仕事終わりに行った価値はあった。DQコンサートを見て「趣味はクラシック鑑賞」って言ったら微妙な空気になりそうですけど、これはクラシック鑑賞っても文句言われないんじゃね?とかふと思いました。
おまけに、平日のこんな時間、こんな場所だと客層もお行儀のいい人しか居なかった。水を打ったようにとか言いますが結構な頻度で呼吸音が聞こえるんじゃないかと思うくらいに静かで*2年末のDQコンサートでもそんな瞬間があって改めて思ったんですが、あの無音の瞬間がわりと好きです。
ホラーとか見て少し恐怖を刷り込まないと気が強くなってると足下掬われるかも知れないな、などと思ってちょうどやってたホラー2連チャンで見てましたが、いい音を聞くのも恐怖心より強固に心身を安定させるんじゃないかとか思いました。結果的に、狭い歩道で併走してくる対向の自転車複数台に躊躇無く道を譲れる程度に平常心が戻りました*3
ついでに帰ってから風呂に入る程度の余力も出来ました。めでたしめでたし。